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ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー

2017.9.4 へこたれない力

長い夏休みが終わり、2学期が始まりました。

しかし、休み癖がついて、なかなか朝起きられなかったり、今まで出来ていたことが出来なくなっていたりと、1学期後半のような状況に戻りにくい日が続くかもしれませんね。

そんな時、ついつい叱ってしまいそうです。

休み癖は、誰にでも起こることです。そのうち1学期後半の時を迎えられるようになりますので、どうかあせらず「そのうちに良くなる」と言う思いで、お子様を信じて接してあげていただきたいと思います。

ところで、国立青少年教育機構は、下記のような調査結果を発表しています。(中国新聞セレクトより抜粋)

―ほめられた経験が多い人ほど、社会を生き抜く上で必要な、へこたれない力が高い―

子どもの頃の体験が現在の資質にどう結び付くかを調べるべく調査を昨年10月、全国の20代から60代の男女5千人を対象にウェブアンケート形式で実施。

へこたれない力の高低「何事も前向きに取り組める」など5つの質問への回答から判断し、ほめられた経験や叱られた経験の多少による違いを分析した。

それによると、親にほめられたり、叱られたりしたことが「何度もあると」答えたグループでは、へこたれない力が高い層が35%、低い層が16%だった。

ほめられたことが多く、叱られたことが少ないグループでも、高い層が31%を占め、低い層は18%だった。

逆にほめられたことも叱られたことも少ないグループでは、高い層が10%にとどまる一方、低い層が37%に上がった。つまり、親のかかわりの少ない子は、すぐにへこたれるということです。

調査後担当者は「こどもを叱るのはほめた後に」と話しています。

そうは言っても、叱るのは簡単ですが、ほめることは難しいですね。

お子様の将来を思うと、親から見てささいな事でも、こんなことできて当たり前でしょうと思わず、ほめることから始めましょう。

幼稚園に登園できただけでも、運動会の練習が中旬から始めりますが練習に参加できただけでもいいのです、まずはほめてあげて下さい。

まだ生まれて間もない36ヶ月から72ヶ月の子どもが、残暑厳しい中けなげに頑張っているのですから。

園長 徳永悦子

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