2017.4.13　平成29年度を迎えて

29年度がスタートしました。
幼稚園入園ということは、子どもにとって初めての学校をも意味します。
「入園は親から自立する第一歩、進級は環境の変化に順応できる第一歩。」
子どもにとっては初めての試練ですが、どの子もこの試練を乗り越える力を持っていますので、信じてあげて下さい。
今は不安でいっぱいですが、少しずつ試練に立ち向かい、やがては笑顔いっぱいの子どもへと変わっていきます。
その日が来るのを楽しみに、あせらず、ゆっくりと温かく見守っていきましょう。
親との別れ際にお子様が涙を流すと、どうしても後ろ髪を引かれる思いで別れ難いと思います。ですが、職員にお子様を預けていただき、笑顔で「あとでね」と言ってあげて下さい。
「幼稚園に行きたくない」と訴えることがあれば、「休ませた方が良いかも」と思われるかもしれません。ですが、熱が無い限りは出来るだけ登園させてください。
一見冷たい対応のように思われるかもしれませんが、その対応こそが、子どもたちが新しい世界へ飛び立とうする時に大切な対応になります。
「かわいい子には旅をさせよ」ということです。
お母さん、お父さんたちは、子どもの帰宅後、「おかえり」「よくがんばったね」のことばをお子様にたっぷりとかけてあげて下さい。同時にぎゅっと抱きしめてあげて下さい。
「すぐに泣き止んだ？」「楽しかった？」「何して遊んだの？」」と聞くよりも、「おかえり」という一言が子どもたちを癒し、明日へのエネルギーになります。
きっと、ご両親の愛情を感じ、心が癒されて、「明日も頑張ろう」という気持ちが湧き出てくるはずです。

皆様から信頼いただける幼稚園を目指して、今年度も職員一丸となって精一杯務める所存です。
何かご不明、ご不安のことなどございましたら、いつでもご連絡下さい。
大切なお子様の健やかな成長に向けて、ご家庭と園とが共に手を取り合ていきましょう。
よろしくお願い致します。

園長　徳永悦子